『血縁の野獣に正気を喰われよ』
セイトが敵国ブレビスの参謀長から受けた死の呪い。それはセイトの身を稀代の暴君『ゲンジ・タチバナ』へと変容させるものであった。

長期間の戦闘による昂揚と疲労に淫呪の力は増幅され、セイトの精神を飲み込み始める。淫呪が暴走するより前に女たちが、セイトの射精をもって毒抜きを行うのが『浄化の儀』だが、一行にとって急な戦闘は避けられるはずもない。

『浄化の儀』が間に合わずセイトの精神の昂ぶりが頂点に達したとき、セイトは激痛の果て、移植人格『ゲンジ』を具現化させてしまう。
ゲンジ・タチバナは先代天帝であり、同時にセイトの祖父である。史書に『その性は残虐無比、国一つを滅ぼすも容易く』と評された荒ぶる暴君――それが、セイトに憑依させられたものの正体であった。

敵は屠り、女は犯す。
生前のゲンジ帝にとっては、目前に立つ者すべて、『殺すか犯すか』ただそれだけの対象でしかなかったという。現世に蘇った今も女であれば仲間でも穢し、敵将さえもねじ伏せて犯し抜くのだ。
ゲンジの斬撃に打ち負かされたトウカは、地面へ叩きつけられる寸前、見事な体捌きで反転・着地をこなし、自らゲンジの怒張へむしゃぶりついた。トウカ決死の一技“風龍静厳流・縛甲陣”が功を奏し、ゲンジの怪力も今や完璧に封じられている。

【トウカ】「あむ……んちゅるっ……れる、ちゅるるぴ……っ」

【ゲンジ】「フッ、巫女どもの真似事か。……まぁよい」

【トウカ】「ぢゅ、ぢゅちゅぅ……んふふっ。野獣を縛っていじめるのも、なかなか楽しゅうございますねぇ♪」
滑らかな素肌をゲンジに押しつけながら、トウカは妖しく、艶やか
に笑った。みるみる固くなる幹を、徐々に素早く撫でさする。しっと
り冷たいトウカの手の平は、血液が集中する肉棒に心地良く、握
られるだけで快感が走る。

【トウカ】「しばし、ご辛抱を。私がすべて吐き出させて差し上げますから」
快楽に忠実なゲンジは、跪いて肉棒に奉仕するトウカを見下ろしつつ、傲岸に笑う。剣を持っていたぶるのも、淫欲をぶつけ合うのも、ゲンジにとってはどちらも等価の“戯れ事”でしかない。腹を決め、トウカの奉仕をより感じ取るために、身体の力を抜く。ググッ、と膨れた幹は固さを増し、亀頭の先からはネバネバと先走りが溢れた。

【トウカ】「ンフッ……逞しい。さあ、いきますよ……
んふ、ねぶ……んるぶ……ちゅるり……
ぢゅぷちゅっ、ン、ンッ……ちゅるる、ぴちゅるっ……」

(中略)
口淫の果て、ゲンジは女が呑み込む速度をはるかに上回りながら次々と白濁を放出する。口は勿論、顔や髪までを精液で汚しながらも、トウカは自分の技でイカせた事に満足し、生臭い洗礼にうっとり微笑んだ。

【トウカ】「――私の勝ち、でよろしゅうございますよね? ゲンジ・タチバナ様」

【ゲンジ】「ふん。そういうことにしておいてやろう。だが、二度目は無いと思えよ。カドクラの牝狐」

ゲンジがさがりセイトの身体を解放すると、凶悪そのものだった表情も元のセイトの顔に戻っていった。
しかし、それだけでは済ませないのがトウカ・カドクラの性なのだが……
ゲンジを昇天させる口技、意識の戻ったセイトをさらに襲うトウカの姿は、
製品版にてお楽しみ下さい。
次回の淫呪沈静は、『暴君ゲンジ』に続き、囚われた敵将へのゲンジの非道な責めを紹介します。
敵に苛まれた仲間をセイトが想うほどに、ゲンジの射精欲は際限なく増殖していきます。

第弐回『敵将凌辱』を見る。